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トルコ8日間の旅 その6 ~カッパドキア気球ツアー

旅も5日目。この朝、私は当初の予定には無かったのですが、
カッパドキアの気球ツアーに参加してきました。
他の旅行会社さんのトルコツアーには予め、オプションでツアー
紹介がさえていましたが、今回私が参加した旅行会社さんの予定には
入っていなかったので、諦めていたのですが、さすがに人気とあって、
トルコに到着すると現地ガイドさんから案内がありました。

人気の為、事前の予約が必要とのことで、旅の始めに予約を入れて貰って
いたのです。旅のメンバー38名中、私を含めて10名がこのバルーンツアーに
参加することに。
(残念ながら、母は遠慮してホテルでお留守番でした・・・。)

朝、4時に起床し準備をして、ホテルのロビーに5時集合。
私達のホテルだけでもかなりのお客さんがロビーいっぱいに迎えの車を待っていました。
このバルーンツアー、日本人はもちろん、外国の観光客にとっても人気みたい。
バルーン会社は数社あって、だいたい殆どフライト内容は一緒の様ですが、
会社によってはパイロットの腕の良し悪しも少なからずあるのだとか・・・。

コースとしては、朝5時にホテルに迎えのバスが来て、ピックアップしてもらい、
5~10分程で発着場所に到着。気球を膨らませる間、用意されたコーヒーや
チャイ、お菓子などを食べながら待ちます。
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それぞれの場所で、順番にバルーンに熱風が送られ膨らんで行きます。
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こんな近くで本物の気球を見たのは初めてだったので、もうワクワク。
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↑私たちが乗ったのとは別の会社のバルーンですが、空が明るくなってくるのと
同時にバルーンもどんどん大きくなって行きます。
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日の出前に飛び立って、ご来光を拝む(←日本人的表現ですが・・・)のが、
人気だそう。それに、陽が昇る前は風がなく穏やかでフライトには都合が良い
のだそう・・・。
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てっきり、目の前で大きくなるバルーンに乗れるのだと思い、パシャパシャと
皆写真撮りまくってましたが、どうやら違った・・・。ここから車でまた
別の場所へ移動すると私たちのバルーンが待っていました。
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↑乗ったのコレ。このコ達も一緒のバルーンでした。
だいたい、20人くらい乗れるサイズでした。
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私は真ん中の外側に乗り込みました、バーナーの真下だったので最初、
ゴーゴーと熱風を噴射する度に怖かったけど、慣れれば暖かくて、断然
快適でした。このお兄さんがパイロットさん。バーナーの噴射や、横にある
ロープによって、上下左右、自由自在にバルーンを操縦します。
みんなでランディング(着陸)体勢の練習をします。座り込み腰を低くし、バスケットの
内側にある取っ手に掴まります。みんなノリノリで練習してました。
(特に、反対側に乗った欧米系の観光客・・・)
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準備が整うと、地上班のお兄さん達に手伝ってもらい、テイクオフ!!
もう、かなりのバルーンが昇っています。
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色とりどりの風船の花が咲いているみたいでしょ?!
バーナーを噴射し、どんどん上へ上へと上昇して行きます。
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↑同じ会社のバルーンが後を追って、昇ってきます。
高いところにカゴに乗って、怖いかと思ってましたが、
全然怖くないんですよ。下見ても・・・。それに、セーターやら何やら何枚も
重ね着し、ジャンパーまで羽織っていったのですが、バーナーの熱風と、
太陽の光でちょっと暑いくらいでした。(苦笑)
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上に上がれば上がるほど、地形がはっきり見えて、不思議な空間が眼下に
広がってきます。もう感動です。言葉にならない程、素敵です!!
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バスケット中央には、バスボンベ4本。向こうの男性はノリノリで楽しんでました。(笑)
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街の上を飛んでいきます。
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さまざまな形の奇岩が見えます。
カッパドキアの地形は、数億年前に火山の噴火によって出来た地層が、
その後の長い年月をかけて風雨に侵食され、このような奇岩が出来上がったの
だそうです。世界に二つとない不思議な景色です。
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↑真ん中の大きな岩山はウチヒサールの砦。
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気球はどんどん高度を上げ、800mほどに。遠くの山々まで見渡せ、
まさに 絶景 です。
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ピンクの谷はローズ・バレーと呼ばれるところ。
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小さい、キノコちゃんがいっぱい♪もうおとぎの国ですね。
アニメの世界、メルヘンの世界・・・。
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ムーミン谷ってこんなイメージでしょうか・・・。
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町の中にも奇岩があり、人々が住んでいます。
紀元前8000年ほど前にはもう人が住んでたらしいです。
今も素朴な町って感じで、わたくしカッパドキアが大変気に入りました。
町がキレイで、のどかで、ホントにおとぎ話の国にいるみたい。
住みたい・・・と思いました。(笑)
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パイロットが色々楽しませてくれて、山肌ギリギリのところをフライトしたり、
岩にぶつかりそうになりながら、スレスレですり抜けたり・・・と。
ナイステクニックです。そして、「もっとエキサイトしたい~??」と
私達を煽ると、さっきのおじさん 「YEAH~~!!」などと大喜び。
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すると、洞窟を利用した洞窟ホテルの上に来ると急降下。宿泊客のスレスレ
まで降りていきます。泊まってる観光客も大喜びで手を振って写真を撮ったり
してきます。私達も下にいる人たちに手を振ったりして、大喜び。
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洞窟住居のお宅にもお邪魔~。(いいのか?プライバシーの侵害とかないのか?)
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1時間程して、そろそろ着陸しましょう~となり、無線で地上班に着陸
場所を連絡。さっきのおじさんも「トレーラーの上に直接着陸させれらるかい??」
などと、パイロットに言ったりと大はしゃぎ。

ここでびっくり、バルーンって、決まった場所から飛び立って、決まった場所に
降りてくるんじゃないんです!!その時の状況によって、良い場所を選んで、
降下地点を決めるんですね~。だから、バルーンを載せるトレーラーと、
乗客を乗せるバンに地上班が乗り込み、バルーンを追いかけてくるんです。

そして、いよいよ着陸。バルーンから地面に向けてロープを下ろします。
(船で言う イカリのようなもの)
それを地上班のお兄さん達が掴まえ、地上に固定します・・・が、
しかし、ここでアクシデント発生!!\(゜ロ゜)
ロープを降ろして、それを捕まえようと地上のお兄さんが掴んだその瞬間、
バルーンが風に流され、横にスーと移動。ロープをつかんだお兄さんも一緒にズズズ~・・・。
その先には木があり、危険だと判断したパイロットのお兄さんは、
とっさにバルーンからそのロープを切り離しました。
「・・・・・・。」
糸のきれた風船そのままに、再び空へと舞い戻る私達のバルーン。
地上に近づくにつれ、風が出て着陸が難しいのだとか。
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もう一度、仕切り直してランディングをやり直すんだな~と軽く考えていた
私達。ちょっと不安にはなりましたが、大した事じゃないと思って、
まだまだフライトが続く喜びの方が大きく、気にしていませんでした。
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再び上昇したバルーンは、他の着陸ポイントを見つけるべく、
ゆっくりと移動しました。丘の上などでもトライしようとしますが、
なかなかうまく行きません・・・。
そう、ロープというアイテムを失った
私達のバルーンは、ただでさえ難しい着陸をより一層難しいレベルへと
押し上げてしまっていました・・・。

そして、再び町の方に戻り、町の中をクルージング。
着陸地点を模索しながら低空飛行を続ける私たちのバルーンに、
観光客がみな、手を振って声をかけてくれる。
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しかし、さすがに事態をうすうす飲みこんだ私たちは、さっきまでの
テンションはどこへ。にっこりとほほ笑んで手を振るのが精いっぱい!!
そんな事とはつゆ知らず、地上のレストランの屋上にいる外国人観光客
などは、大盛り上がり。
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さっきまであんなにはしゃいでいたあのおじんさも、すっかり
口数が減っていました。(笑)
そして、おじさん「何かトラブルか?」とパイロットに聞くも、
『何も問題ないよ!!』と返されてました。
確かに、パイロットは落ち着いている。
きっと、なかなか着陸ポイントが見つからず、定刻通りに降りられないのは
よくある事なんだっ・・・。

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↑バルーンを追いかけ、町中を駆けずり回る地上班。(赤いシャツの方々)

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そして、街の中のホテルの屋上に降りるべく高度を下げる。
地上班ホテルの了解を得て、屋上に駆け上がる。
しか~し、ここでもダメ。
本当は1時間ほどのコースで、8時にはホテルに戻っているプランのはず。
が、しかし、8時半になってもまだバルーンに・・・。
そして、谷の下の一般人のお宅の畑のよこの空き地に着陸。

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いや~長いフライトだったけど、楽しかったよ~。
本当は1時間の150€(ユーロ)のコースだったけど、1時間半の220€の
コース以上に乗って、元を取ったわ・・・などと呑気に話してました。
そして、全身汗だくでかけつける地上班↑。

「お疲れさま~。さぁ降ろしてくださ~い」と言うと、
『もう一回フライトするよ。ガスが無くなったから、ボンベを交換してからね!』
とのこと。 たしかに、畑の横は崖の下。トレーラーも乗り入れられないし、
(バルーンが片づけられないのです)
私たちもどうやって、道まで行くか分からない。

スタッフの指示に従って、ガスを1本交換するのを待ちます。
ここでも地上班がボンベを担いで崖を降りてきました。
もう、すごい体力仕事・・・。気の毒だわ・・・。
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↑パイロットのお兄さん。女性陣の中で ”イケメン”と人気でした。

そして、ガスを交換して再び上昇すると、丘の上のブドウ畑の横にランディング。
初めに練習したランディング姿勢、全く取るひま無しの着地でした・・・。
古木にぶつかりながらではありましたが、無事着陸出来ました。(苦笑)
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時間はもうすぐ9時になろうとしているところでした。
いや~、色々ハプニングあり~のでしたが、かなり楽しめました。
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みんなでシャンパンで乾杯。
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↑そして乗客みんなには、このように”フライト証明書”が貰えます♪

他のスタッフの人が、
「彼は若いけど腕のいいパイロットなんだ~!」とフォローして
ました。たしかに、他のバルーンがやっていないアクロバティックなフライトで
目いっぱい楽しませてくれたし、ロープの補助なしに無事に着陸させたので、
とっても腕の良いパイロットさんだったのでしょう。
また、カッパドキアでバルーンに乗りたいかと聞かれたら、絶対乗りたい
と答えます。出来れば、また同じパイロットさんにお願いしたい。
それくらい楽しかった・・・(^O^)/

カッパドキアに行かれる方は、気球ツアーお勧めです♪

その後、ホテルまで送って貰い解散。
8時に戻るところを9時を回ってしまっていました。
ガイドさんも情報収集に慌てていたそうです。
行程も予定より遅れて出発です。

おまけ
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↑待ちぼうけを食う間、母がホテルから撮影した気球群。

カッパドキアの気球ツアーはいくつか会社があって、
事情によって日本人には敬遠されている会社もありますので、
個人で申し込まれる方はネットなどで良く調べて決められると
良いみたいです。私たちは何も分からずガイドさん任せでしたが、
お世話になってとこは、結構良かったです。
フライト時間によっても値段が違うみたいですし、
出来れば事前の予約をしておいた方が良いと思います。
あと、天候が悪いとフライトがキャンセルになってしまうので、
そう言った点では、今回晴れてくれて良かった・・・。


その後のカッパドキア観光は、その7 に続く・・・。
by mielog | 2010-06-12 14:31 | トルコ旅行

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